甘酒がからだに良いと言われるその秘密とは 【一日一善 黒甘酒】
2021.12.10
- 【一日一善黒甘酒】
- コラム
甘酒は栄養成分が豊富に含まれていることから、「飲む美容液」として親しまれています。
とはいえ、なぜからだに良いと言われているのか具体的に知りたい方も多いはず。
そこで今回は、甘酒がからだに良いと言われている理由と甘酒のおすすめな飲み方を徹底解説します。この記事を読むことで、今日からでも甘酒を取り入れたいと感じていただけるでしょう。
甘酒とはどんな飲みもの?
甘酒には2種類あり、酒粕からつくられるものと、米麹からつくられるものに分けられます。
日本酒の絞りかすである酒粕からつくられる甘酒には、少量のアルコールが入っていることが特徴です。それに対して、米麹からつくられる甘酒にはアルコールが入っていないため、「甘酒」という名前ではあるものの、お子さまでも飲めます。
また米麹は砂糖を加えておらず、酒粕からつくられるものよりカロリーは低め。健康やダイエット、美容目的で甘酒を飲む方は、米麹からつくられたものがおすすめです。
さらに甘酒が好まれる大きな理由に、からだに良いことが挙げられます。その栄養成分の高さから、「飲む点滴」や「飲む美容液」と言われているほどです。
甘酒の歴史は古く、古墳時代にまでさかのぼります。奈良時代に成立した日本の歴史書である「日本書紀」には、甘酒を飲んでいたとされる記述があるのです。主に、冷やした甘酒を貴族が夏に飲むことが多く、江戸時代以降は一般庶民も飲めるようになったと言われています。このように、甘酒は古くから日本人にとって馴染みの深い飲み物なのです。
甘酒がからだに良い5つの理由
甘酒がからだに良いと言われる5つの理由をご紹介します。甘酒に含まれる豊富な栄養成分により、血圧を低くする効果や、便秘解消、そして冷え解消にも期待できるでしょう。健康状態を良くしてくれるだけでなく、その栄養素の高さから、ダイエットの置き換え食としても役立ちます。
理由1.血圧上昇を防いでくれる
甘酒に入っている成分にGABA(y-アミノ酪酸)があります。GABAを取り入れると、緊張やストレスをやわらげ、脳の興奮をおさえてくれる働きが期待できます。その他にも、血圧が高めの方の血圧を下げる効果も。高血圧の状態が続くと、脳卒中や心疾患の原因に。甘酒を継続して飲むことで、血圧上昇を防ぐ効果が期待できますよ。
理由2.便秘を解消してくれる
甘酒には、食物繊維とオリゴ糖が含まれています。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、甘酒には不溶性の食物繊維が多く含まれます。不溶性の食物繊維を摂ることで、腸が刺激され、便秘解消の効果が期待できます。またオリゴ糖は、善玉菌を増やす効果があり、善玉菌が増えると腸内環境が改善され、便秘を解消してくれることも。腸内環境が整うと、免疫力が上がったり太りにくくなったり、良いことがたくさんあるのです。
理由3.肌を健康に保ってくれる
甘酒を飲むことで、肌の健康を保つ効果も期待できます。甘酒には、ビタミンB2やB6などが含まれており、ビタミンB群はたんぱく質をつくり出す効果があるのです。甘酒を飲むことでたんぱく質の代謝が活性化されると、同時に肌のターンオーバーも活性化します。肌の老廃物が取り除かれ、健康的な肌を維持する効果が期待できるでしょう。肌を綺麗に保つためには、化粧水などの外側からのケアだけでなく、内側からのケアも大切です。
理由4.冷えをおさえてくれる
甘酒には、ショウガが入っているものもあります。ショウガは血行をよくする効果やからだを温める効果があり、からだが芯からポカポカに。そのため、生姜入りの甘酒は、冷え解消の効果が期待できるのです。からだを温めることにより、血液の流れもよくなるため、血液がサラサラになる効果もあります。血液がドロドロのままだと、脳卒中などを起こす可能性が高くなるため、健康維持にもつながるでしょう。
理由5.ダイエットの置き換えにも役立つ
甘酒は栄養成分が多いため、ダイエットの置き換え食としても役立ちます。また、甘酒に含まれているリパーゼという酵素には、脂肪を分解するはたらきも。そのため、ダイエット中の方にとって甘酒は良い味方になってくれるはず。甘酒はドロドロしており、お米の甘さがあるため、甘いものをなかなか摂取できないダイエット中の間食としても役立ちます。ダイエット中に甘いものが食べたくなったり、間食をしたくなったりしたら、甘酒を飲むのもいいでしょう。
甘酒ってどんな味?
甘酒に挑戦したいと思っても「どんな味だろう?」「口に合わなかったらどうしよう」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
酒粕でつくられた甘酒は、わずかではあるもののアルコールの味がします。酒粕でつくられた甘酒も、米麹でつくられた甘酒も、お米の甘さが特徴的。甘酒はサラサラしたドリンクではなく、どちらかというととろりとしたものが多いです。
感じ方は人それぞれではあるものの、「乳酸菌飲料のような味」という声や、「やわらかいご飯に砂糖を足したような味」といった声が見受けられました。
冷やして飲むことも、温めて飲むこともできます。またそのまま甘酒を飲むのではなく、牛乳や豆乳、コーヒーで割って飲むこともできるため、アレンジしながら甘酒を楽しむといいでしょう。
甘酒を飲むときの3つのポイント
甘酒を飲むときは以下3つのポイントに気をつけましょう。冷やしても温めても美味しく飲める甘酒ですが、高温にしすぎると甘酒の栄養素が損なわれてしまいます。そのため、温度調整に注意しましょう。
また白米に糖質が多いように、甘酒にも糖質が多く含まれているため、からだに良いからと必要以上に飲むことは控えてください。
ポイント1.温めて飲む際に、甘酒の温度を高くしすぎない
甘酒を温めて飲む際は、温度を高くしすぎないことが大切です。温度を高くしすぎると、甘酒に含まれる栄養素が損なわれてしまうため、甘酒から得られる効果が減少してしまいます。とはいえ、寒い季節などは甘酒を温めて飲みたい方も多いはず。甘酒の効果を最大限に発揮するには、人肌程度の温かさで飲むことがポイントです。
ポイント2.飲むタイミングは朝
甘酒の飲むタイミングに迷った場合は、朝がおすすめ。甘酒に含まれるブドウ糖のはたらきによって、脳がしっかり目覚めますよ。朝に栄養素を補給することで1日の代謝が上がり、ダイエット効果がより期待できることも。甘酒には栄養素が多く、エネルギーを補給できることから、疲れが出やすい昼過ぎや寝る前に飲むこともいいでしょう。甘酒を飲むことで午後からの集中力が上がったり、安眠効果を期待できたりします。
ポイント3.1日コップ1杯程度が目安
甘酒は栄養素が多いからといって、たくさん飲めばいいというわけではありません。甘酒は、1日コップ1杯程度が目安量です。特に米麹でつくられた甘酒には糖質が多く、糖質の過剰摂取は太りやすくなる原因に。また血糖値が高い方は、甘酒によって健康になるどころか、血糖値を高める原因にもなります。そのため、飲む量に気をつけることが大切です。
まとめ
甘酒がからだに良い理由と、甘酒のおすすめの飲み方をご紹介しました。一定の期間継続して甘酒を飲んでみると、からだの良い変化を感じられるはずです。一杯飲むだけでさまざまな栄養素を均等にとれるため、忙しい毎日を過ごしている方でも気軽に取り入れられますよ。
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