甘酒をダイエットの味方にしよう
2021.02.26
- コラム
「これまでと同じように運動できず太ってしまった」
在宅勤務や外出自粛など、新しい生活習慣から、このような悩みを抱えていませんか ?
自宅で過ごす時間が長くなり、これまで以上に体調や体重をコントロールすることの難しさを多くの方が感じているのではないでしょうか。
ウイルスに負けない身体作りの為にも、できるだけストレスを抱えずに簡単に健康維持ができると嬉しいですよね。
そんな悩みを解決してくれる強い味方が「甘酒」です!
健康や美容、免疫力向上のために愛飲している方も多い甘酒ですが、実はダイエット時に不足しがちな栄養素や効果的な成分も多く含まれています。栄養満点の甘酒を上手に活用することで、新しい生活習慣での体調管理の心強い味方にもなってくれます。
手軽で 美味しい甘酒を飲んで、毎日の健康維持をしながらスリムな身体も手に入れちゃいましょう!
今回はそんな甘酒に含まれるダイエットに効果的な栄養素やその活用法について解説していきたいと思います。
甘酒がダイエットの味方って本当?秘密は豊富な栄養素!
栄養豊富なことから「飲む点滴」とも言われ、健康的な人に 選ばれている甘酒。ダイエットにも効果的なことから「甘酒ダイエット」という言葉も登場してきました。
しかし「甘酒でダイエット」というと、
「甘酒を飲んだら逆に太るのではないか」
「甘い物で本当にダイエット効果があるだろうか」
といったイメージで、その効果に疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
やはり、ダイエットの敵=甘いもの(糖質)と感じてしまいますよね。
ではなぜ、そんな甘酒がダイエットに良いと言われているのか、その秘密は豊富な栄養素にあります。
甘酒に含まれる栄養素の中には、健康効果とともに実はダイエット時にも効果的な栄養素が含まれています。
その栄養素とは
・ビタミンB群
・葉酸
・必須アミノ酸
・ブドウ糖
・オリゴ糖
・食物繊維
などが挙げられます。
それでは、甘酒がダイエットに効果的な理由をみていきましょう。
ビタミンB群
ビタミン類には、タンパク質・脂質・炭水化物がエネルギーに変換するのを補助し、身体の調子を整える働きがあります。
特にビタミンB群は、脂質の代謝を促進し、燃焼させやすくする効果があります。
葉酸
葉酸は、細胞や血液を作る働きがあり「造血ビタミン」とも呼ばれています。
ダイエット中は食事量を控えることにより貧血気味になることもあるため、葉酸を摂ることで貧血予防になります。
必須アミノ酸
筋肉やお肌、血液、ホルモンなど、生命を維持するための組織の元となる「タンパク質」は20種類のアミノ酸の組み合わせで構成されています。
そのうちの9種類が「必須アミノ酸」と呼ばれ、体内で合成できないため食事から取る必要がありますが、甘酒には9種類全てが含まれています。
アミノ酸は筋肉を作る源のため、毎日しっかりと補うことで基礎代謝の高い身体を作ることができます。
ブドウ糖
ブドウ糖には血糖値を上昇させる効果があり、少量でも満腹感を感じやすくなります。
疲労回復効果も高いため、運動後に素早く体力回復ができます。
オリゴ糖・食物繊維
甘酒には腸内環境を整える作用も期待できます。
オリゴ糖は胃で消化されずに腸まで届いて腸内細菌「善玉菌」のエサになり、食物繊維は腸の掃除をして腸内環境を整えてくれる働きがあります。腸内環境が整うと便秘が改善し、体の中の老廃物が排出されている状態になり、代謝が高まるので痩せることにつながります。
また、食物繊維を摂ると満腹感が持続するので食べ過ぎを防止でき、脂肪の排泄も促す効果があるため肥満防止が期待できます。
このように甘酒にはダイエットに効果的な栄養素が多く含まれています。
特にダイエット中は食事制限などにより、気をつけていても栄養が偏りがちになりますが、甘酒をダイエット中に取り入れることで、それらの不足しがちな栄養素を補うことができます。
甘酒がダイエットに良いと言われる理由はこのようなサポート力の強さにもあります。
しかし、一方でやはり少量で栄養価が高く糖質の多い食品です。
「飲むだけで痩せる」「甘酒をたくさん飲めばそれだけ健康にもいい」というものではないため、飲み方を間違えると逆効果になってしまうこともありますので、正しく活用していくことがとても大切です。
次では、その正しい活用法について解説していきます。
甘酒をダイエットの味方にする!正しい活用法
甘酒には様々な健康効果・効能、ダイエットに効果的な栄養素が含まれていることがわかりましたが、気をつけたいのは「カロリーや糖質が低いわけではない」という点です。
甘酒をダイエットの味方にするためには適量を心がけ、正しく活用することが大切です。
その活用法として
✔朝食に甘酒
✔間食に甘酒
✔適量を意識する
✔ダイエット中の甘酒の選び方
といった活用のポイントが挙げられます。
朝食に甘酒
甘酒が糖質を含んでいることを利用し、朝食に利用しましょう。
甘酒には糖質が多く含まれていますが、朝の時間帯に糖質を摂取すると全身の血流が良くなって基礎代謝が上がるので痩せやすくなります。
朝のうちに摂取したカロリーは日中の活動で消費されるため、甘酒のカロリーで太る心配もありません。
朝の時間帯に糖質を摂取することで脳や身体が目覚め、1日を活動的に過ごすことができるのもメリットです。さらに、朝食を甘酒1杯に置き換えると1日の摂取カロリーが減ることでダイエット効果が高まります。
「朝は忙しくて時間がない」という方にもコップ1杯で簡単に朝食を取ることができるのでおすすめです。
間食に甘酒
ダイエット中に甘いものは控えたいものですが、あまり我慢を重ねるとストレスが溜まり、精神的にも身体にも良くありません。
時々のご褒美として、甘酒の優しい甘みでほっと一息つきましょう。
適量を意識する
甘酒は適量を意識して、飲みすぎることがないようにしましょう。
特に基準はありませんが1日に飲む量は200ml程度が良いとされています。
甘酒を主食の代わりに飲むときはコップ1杯(200ml)、間食として飲むときはコップ半分程度が適量です。
ダイエット中の甘酒の選び方
砂糖不使用の甘酒を選ぶようにしましょう。
甘酒は大きく分けて2種類あり、お米と米麹で作られた「米麹甘酒」、酒粕をお湯で溶いて砂糖で甘みをつけた「酒粕甘酒」があります。
米麹の甘酒は発酵過程でお米のデンプンがブドウ糖に変わったものなので、砂糖を使わない自然な甘みです。
砂糖を添加したものはカロリーが高くなりやすく、特に白砂糖は腸内にいる悪玉菌の好物なので、甘酒の効果を減らしてしまう可能性もあります。
このことから、ダイエット中は「米麹甘酒」を選び、購入の際は砂糖不使用で無添加のものを選ぶようにすると良いでしょう。
「ダイエット」というと糖質が高い食品は敬遠されがちですが、糖質は3大栄養素の1つで、体内でエネルギーや身体の組織を作る働きをしているとても重要な栄養素です。
また、どんな食べ物にも言えることですが、食べすぎて余ってしまったエネルギーは脂肪に変わってしまいますので、適量を心がけることがとても大切です。
甘酒をダイエットの味方にするコツは「置き換え」と「適量」です。
飲み方・活用法をしっかりと理解し、ご自身のライフスタイルに合わせて少しずつできるところから活用して、健康とスリムを手に入れていきましょう。
まとめ
新しい生活習慣から日々の体調や体重コントロールが難しい昨今、
栄養満点の甘酒は健康維持とともにダイエットの心強い味方になってくれます。
甘酒にはダイエットに効果的な栄養素として、ビタミンB群・葉酸・必須アミノ酸・ブドウ糖・オリゴ糖・食物繊維などが含まれており、その他にもダイエット中に不足しがちな栄養素を補うことができるため、ダイエットに良いと期待されています。
しかし、気をつけたいのは「カロリーや糖質が低いわけではない」という点です。
ダイエット中の甘酒の活用法として、朝食に甘酒・間食に甘酒・適量を意識する・ダイエット中の甘酒の選び方、といったポイントを活かして、正しく理解し活用することがとても大切です。
手軽で美味しい甘酒を味方にして、毎日の健康維持とともに痩せやすい身体を少しづつ手に入れていきましょう。
編集スタッフ:矢田由香