飲むと太る?甘酒は本当に健康に良いのか?【一日一善 黒甘酒】
2021.12.16
- 【一日一善黒甘酒】
- コラム
お米の優しい甘みが魅力の「甘酒」。
ダイエット効果があると話題になったことがありますが、一方で実際に飲んでみると太ってしまったという声も後を絶ちません。
ダイエット効果があるはずの甘酒ですが、本当に痩せることはできるのでしょうか?
甘酒を飲むと痩せるどころか太ってしまう理由はなんなのでしょう?
今回は甘酒に含まれる成分を通して、本当にダイエット効果があるのかどうかと、甘酒を飲んで太ってしまう理由と太らない飲み方について見ていきたいと思います。
甘酒を飲んでも太らない?むしろダイエットになるんです!
甘酒は、甘みの強い飲み物なので、飲むと太るイメージを持つ方も多いかもしれません。一方で「甘酒ダイエット」が話題になるほど、ダイエット効果も期待されている飲み物です。
甘酒には、米麹を発酵させて作る米麹甘酒と、日本酒を作る際に出る酒粕を溶かして作る酒粕甘酒の2種類があります。それぞれの甘酒の100gあたりのカロリーと糖質量はこのようになっています。
米麹甘酒
カロリー:81kcal
糖質:17.6g
酒粕甘酒
カロリー:81kcal
糖質:4.7g
一見、糖質量の少ない酒粕甘酒の方がヘルシーだと感じるかもしれません。しかし、酒粕甘酒は酒粕に甘み成分が含まれていないため、味付けとして砂糖などを加えなければ少し物足りなさを感じてしまいます。しかし、砂糖などで味付けをすることで、米麹甘酒と同等の糖質量になるだけでなく、カロリーも高くなるので注意が必要です。
また、甘酒は100gあたり81kcalと、そこまでカロリーが高いわけではありませんが、飲み方次第では太る場合もあります。ここでは、甘酒を飲んで太る原因についていくつか紹介します。
1.飲み過ぎ
甘酒は、夏場の熱中症対策にも良いと言われていますが、飲み過ぎはカロリーオーバーで太る原因になります。甘酒のカロリーは100gで81kcalあり、一般的なスポーツ飲料が100gで11kcal程度であるのと比べると、非常に高カロリーです。カロリーオーバーを防ぐためにも、甘酒を飲む時は、飲む量をあらかじめ決めておくと安心です。
2.一気に飲んでいる
甘酒には糖質が多く含まれているため、一気に飲むと血糖値も急上昇します。血糖値が急上昇すると、体内では血糖値を下げる働きをするインスリンと呼ばれるホルモンが分泌されます。
しかし、このインスリンには体内で脂肪を蓄積させる働きもあるため、分泌量が増えると太る場合があるので注意が必要です。ゆっくり飲むことで血糖値の上昇は穏やかになるので、飲むスピードには気を付けましょう。
3.市販の甘い甘酒を飲んでいる
甘酒にはさまざまなメーカーの市販商品がありますが、中には砂糖を大量に使用している商品もあります。特に、米麹甘酒は元から糖質量が多いため、砂糖を加えた商品を飲むことで大量の糖質を摂取してしまう場合もあるでしょう。市販の甘酒を購入する場合は、パッケージの原材料名を確認して、砂糖不使用の商品を選ぶのがおすすめです。
甘酒には安眠効果があると言われているため、夜寝る前に甘酒を飲む習慣がある方もいるかもしれません。しかし、夜の時間帯は昼間と違って体の活動がほとんど無く、カロリー消費量も大幅に下がります。
そのため、夜寝る前に甘酒を飲んでカロリーを摂取すると、消費しきれないカロリーが体脂肪として蓄積して太る可能性も高まります。もしも夜寝る前に飲むのであれば、日中よりも少ない量に抑えた方が良いでしょう。
食事や間食を甘酒に置き換えて!甘酒の正しい飲み方
甘酒は、太る可能性もあるので毎日飲んで良いのか心配な場合もあるかもしれません。ここでは、ダイエット向きの甘酒の飲み方や、おすすめの飲むタイミングなどについて紹介します。
1日あたり200mlを守れば毎日飲んでもOK
甘酒は、1日当たり200mlまでであれば、ダイエット中に毎日飲んでも構いません。ただし、毎日甘酒を飲むのであれば、間食の代わりに甘酒を飲むのがおすすめです。チョコレートやクッキーなどのお菓子には脂質が多く含まれていますが、甘酒には脂質はほとんど含まれないため、脂質の摂取量を減らすことができます。
さらに、甘酒はビタミンや食物繊維・アミノ酸などの栄養も豊富に含んでいるので、適量であれば代謝を上げて痩せやすい体を作ることにも役立つでしょう。
飲むタイミングは朝がおすすめ
ダイエット中は、甘酒を朝に飲むのもおすすめです。甘酒には糖質が多く含まれていますが、朝の時間帯に糖質を摂取すると、全身の血流が良くなって基礎代謝が上がるので痩せやすくなります。また、朝のうちに摂取したカロリーは日中の活動で消費されるため、甘酒のカロリーで太る心配もありません。
さらに、朝の時間帯に糖質を摂取することで脳や体が目覚めるため、一日を活動的に過ごすことができるのもメリットです。なお、朝食を甘酒1杯に置き換えると、1日の摂取カロリーが減ることでよりダイエット効果が高まるでしょう。
飲み合わせも考える
甘酒は、以下の食材と合わせて飲むのもおすすめです。
・生姜
・豆乳
・レモン
市販の甘酒には生姜入りの商品も多いですが、甘酒と生姜にはいずれも体を温める効果があるため、一緒に飲むことで基礎代謝を高めることができます。
また、甘酒にはリパーゼと呼ばれる脂肪の燃焼を促進する成分が含まれていますが、豆乳にも脂肪の蓄積を防ぐ作用がある大豆サポニンと呼ばれる成分が含まれています。甘酒と豆乳の組み合わせは体脂肪が気になる方にはぴったりでしょう。
ほか、甘酒にはビタミンCが含まれていないため、ビタミンCが豊富なレモンと組み合わせるのもおすすめです。ビタミンCには体内の細胞の代謝を上げて、無駄なエネルギーが蓄積されるのを防ぐ効果があるため、甘酒のダイエット効果をより高めることができます。
いつもの食事やおやつ、ジュースなどをを甘酒に置き換えることもダイエット方法の一つ。
米麹の甘酒には、お米が形を残して入っているので腹持ちが良くておすすめです。
さらっとした液体タイプのダイエット食品より、お腹を満足させてくれます。
ダイエットの基本は、『摂取カロリー<消費カロリー』の状態を作ることです。
普段から高カロリーのものを食べている人は、甘酒に置き換えてみましょう。
米麹甘酒でダイエットができる理由
甘酒は発酵食品であり、腸内環境を整えてくれる成分が含まれているということや、糖質・脂質代謝をサポートし、エネルギーにするために必要な栄養成分であるビタミンB1、ビタミンB2などが含まれていること、アミノ酸が豊富に含まれていることなど、甘酒に含まれる成分が関係しています。
◯腸内環境改善によるスッキリサポート
女性の中には腸内の汚れが原因でお腹がポッコリ出てしまう方も非常に多くいらっしゃいます。
甘酒には、お米由来の食物繊維が豊富に含まれています。腸内細菌のエサになる水溶性食物繊維と、腸内の食べカスなどをからめ取って掃除してくれる不溶性食物繊維の両方があるのも魅力です。
また、甘酒に含まれる「オリゴ糖」は、胃で消化されずに大腸に達して、善玉菌やビフィズス菌のエサになってくれます。ビフィズス菌が元気になることで、お通じも良好に!また糖分でありながら、消化吸収されないため血糖値がほとんど上昇しないというメリットもあります。
〇砂糖不使用の甘さ
そもそも甘酒には米麹を原料とするタイプと酒粕を原料とするタイプの2種類があり、近年ダイエット人気に火がついているのが米麹甘酒です。
米麹甘酒を作るにはまず、蒸した米に麹菌を繁殖、発酵させて米麹を作ります。
その後この米麹に湯を加え、発酵させることで完成します。
米麹から作られる甘酒の甘みは砂糖の甘みではなく、麹菌が米に含まれるでんぷんを分解したことによってできるブドウ糖の甘さによるものなのです。
ご飯をよく噛んで食べると甘みを感じますよね?
これと同じことが麹菌によって作り出されているのです。
甘酒は、ビタミンやアミノ酸・食物繊維などを含むダイエットに役立つ飲み物ですが、飲み方を間違えると太る場合があります。ダイエット中は、ダイエット向きの飲み方を理解した上で、上手に甘酒を活用しましょう。
まとめ:甘酒で無理なく続くダイエット
毎日運動をしたり、厳しい食事制限をするダイエットに比べて、気軽に始められるのが置き換えダイエットの魅力。
食事や間食を米麹甘酒に変えることで、体の内側から悪いものを出すダイエットができますが、甘酒はそういった働きに加えて美容や健康にも効果が期待できるため、さらに理想的な自分に近づくことができるでしょう。
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